2007.12.26
資料:【半世紀前の改憲論争】① 神川 vs 石橋
石橋
「現行憲法の三大原則――これが生命であります。これを是認しておるということは、私たちに言わせれば、どのような成立の経過を経ようとも、りっぱなものではないだろうかという疑問を呈するわけです。」
「あなたの言われるような憲法なら無効とお考えになるのかどうか」
神川
「私は日本の国会においてマッカーサー憲法は占領憲法であり、これは国際法上無効のものであるから失効するという宣言をしてよろしいと思うのであります。」
「マッカーサーのような人ですらあれだけ驚くべきことを断行しておきながらやはり明治憲法の七十三条を引っぱってくるのですから、従ってやはりわれわれもマッカーサーの故知にならいまして、やはりそう一刀両断的な処置をとらずに憲法九十六条の手続に従ってやった方が穏当だ、こう考えております。」
サンフランシスコ講和条約の発効により主権を回復してから4年、1952(s31)年3月16日に行われた公聴会で激しい論戦がありました。自民党は、党是である憲法改正をもくろみ、内閣の中に憲法調査会を設置する「憲法調査会法案」を提出します。この公聴会はその一環として開かれ、案件は「憲法調査会法案について」という名目でした。
公述人は、神川彦松、中村哲、戒能道孝の3名(緑は改憲派,青は護憲派)。質問者は自民党、社会党、各4名ずつの計8名。最初に質問に立ったのは、石橋正嗣氏(社会党。後の書記長、委員長。非武装中立論で有名)。石橋委員は改憲派の神川公述人(国際政治学者)にしょっぱなから噛みついていきました・・・。
2人の熱いやりとりは国会会議録検索システムで公開されていますので、そのまま転載します。


